WHAT’S JINENJYO
01
自然薯(じねんじょ)とは
自然薯はつる性の多年草の一種。
山芋(やまのいも)とも呼び、
元来は山に自生する植物でした。
地下深くまっすぐに伸びる芋は長いもので
1メートルを超えるものも。
芥川龍之介の著書にも、
「いも粥の中で芋粥は無上のよい味として、
上は万上の君の食膳にさえ上げられた」と
書いてあるように味、風情ともに
大変優れた食材だと言われています。
02
名田庄の自然薯
栄養価が高く、野趣あふれる風味ともに
最高の品質を誇る自然薯は
安定的に収穫することが難しく、
一般には手に入りにくいものでした。
しかし、名田庄では昭和50年代から
長年にわたる研究・育成によって特産物として
収穫が可能になりました。
毎年11月に行われる「じねんじょ祭り」では、
県内外から多くの方が
名田庄の自然薯を求めてやってきます。
03
自然薯の旨味・効能
自然薯は滋養強壮の食として知られており、
たんぱく質やビタミン、ミネラルなど
高い栄養価はもちろん、消化酵素アミラーゼを含み、
一緒に食べた食品の消化を促すことによって、
栄養効率を高めています。
また、貧血や高血圧、神経痛、消化器系症患の
予防にも役立つと言われています。
04
美味しい自然薯の食べ方
自然薯は粘り気が強いため、すりおろして白醤油や
出汁を加えてとろろ汁にするのが代表的な食べ方です。
それ以外にも、生のまま短冊に切って野菜と和えたサラダや、
粉や砂糖と混ぜ合わせて蒸した「かるかん」、
海苔に包んで揚げる「磯部揚げ」など、
和洋中さまざまな調理方法を楽しむことができます。
雪の下自然薯
自然薯の収穫は本来、
秋に行われるもの。
しかし、「雪の下自然薯」は
あえて収穫の時期をずらしました。
雪の下で冬を越した自然薯は
身がぐっと締まり、
糖度や旨味が
増すと言われています。
雪の下
自然薯
自然薯の収穫は本来、
秋に行われるもの。
しかし、「雪の下自然薯」は
あえて収穫の時期をずらしました。
雪の下で冬を越した自然薯は
身がぐっと締まり、
糖度や旨味が
増すと言われています。
自然の力を利用した自然薯
雪に埋もれた畑をかき分けて収穫される「雪の下自然薯」は、農家の知恵から生まれたもの。
冬を越すことで身がしまり、糖度や旨味が増すと言われていますが、
気温や降雪量に左右されるため、毎年安定した収穫が見込めるわけではありません。
一般の流通に乗らない、訪れた人だけが味わえる”幻の自然薯”。
巡り会えるのを楽しみに、ぜひおおい名田庄に足を運んでみてください。